心のカメラ

河井氏は、こともなげに、「いや、今は、カメラも精巧を極めていますね。光度も距離も自動的に計ってくれるから誰でもとれるのです。しかし、最後はカメラの構え方、カメラの角度ですね。同じ被写体でも、角度のよしあしで画面がグンと違ってきます……」と。

『なるほど』と私はうなりました。そのときは、もうカメラの話であってカメラの話でないと思ったのです。私たちの心のカメラの角度や構え方、つまりアングルが悪いと、被写体のよい面を、つまり他者の美点を見ることができないのです。欠点ばかり見えてしまうのです。

般若心経入門(松原泰道)」〜7章、p260

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