自分自身と対話する

自分自身に対して果たすべき義務は最も重要であり、自分自身との対話は無用でもなければ、面白味のないものでもありません。自分とのつきあいを軽視し、いつも外をうろついて他人とばかりつきあい、自分から目をそらし、自己を磨こうともせず、それでいて他人の問題には絶えず口を出すというのは、許しがたいことです。

家の外のことばかりにかまけていると、家庭内で居場所がなくなってしまいます。気晴らしばかりしていると、自分の心がわからなくなってしまいます。そうなるとすっかり自負心を失い、たとえ自分と向き合う機会がおとずれたとしてもただ悲嘆にくれるしかありません。

人間交際術(Adolph F.V. Knigge)」〜第3章、p155

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