自分を精一杯生きる

自分は自分を生きるほかにない。他人になることはできないというのも絶対事実です。にもかかわらず、世間には自分で自分を生きないで、世間体だけで生きようとする人が非常に多い。

—中略—

同僚に対しては友人、妻に対しては夫、子どもに対しては親、上役に対しては下役、かもしれない。しかしそれらは他とのかねあいで演じる役まわりであって、本当の自己の実物はこのオレそのものです。だからこのオレは、オレを精一杯生きるよりしかたがない。それを世間体だけで生きようとして、揚句のはては、オレがこうなったのはオレのせいではない、社会が悪いのだ、社会のせいだなどというのは、もってのほか、不真実もはなはだしいといわねばならない。

正法眼蔵 八大人覚を味わう(内山興正)」〜知足、p81

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