人生の狙い、生きる目標

今の若い人たちにも、人生の本当の狙いは、結局のところ本当の大人になることだと、学校でも、家庭でも、教えて欲しいと思う。しかし肝腎な先生がた親たちが、自分自身、小人・ガキではどうしようもない。自分自身、人生の狙いがついてないのでは教えようがない。

—中略—

いま生まれると、これから以後八十年の一生は大変な思いをして生きなければならない。この人口過密の社会で生存競争に勝たせようと思うから、親たちは「勉強しろ勉強しろ」という。小さいうちから夜まで塾に通わされるのだから大変です。しかも生きる目標が分からないときていては、自殺したくなるのも無理はない。

ところが子どもが自殺すると、教師たちは「なぜ自殺などするのか分からん」という。教育評論家なども同じことしかいわない。「なるほど、オレでも自殺したくなる」という評論家にはお目にかかったことがない。

本当に子どもの身になって考えてごらんなさい。自殺したくなるのは当然です。(中略)一番大切なことは、この生きる目標、人生の絶対価値を、ハッキリさせるということです。

正法眼蔵 八大人覚を味わう(内山興正)」〜はじめに、p34

This entry was posted in books and tagged , , . Bookmark the permalink.